2009年3月23日月曜日

日本的思考回路 定額給付金

世界中が不況に見舞われる中、各国政府が様々な形で景気浮揚型の財政出動をしている。アメリカでは95%の国民が恩恵を受ける所得税減税、イギリスでもVAT(消費税)減税など。さて、日本ではどうかというと奇妙な名称のものが行われた。名称が奇妙と言うよりは根本的に勘違いしていること。英米では税金は国のものではなく元々は国民のもの。民主国家の一員としてみんなが平等な負担(所得に応じて)を負い、それを国に託して国が国民に代わって国民のための行政サービスとして使うものというのが基本的な考え方。それを返すことは国民自身のお金を返金するという意味合いがある。一方、日本では名称からもわかるが国が国民に”配給”するというあくまでも国民卑下的な印象がある。政治家、官僚の意識が変わるのはいつになることやら。残念ながら彼らが変わらない限りこの基本的な考え方は変わらない。

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