2007年6月1日金曜日

イギリスの面白いところ

イギリスというのはほかの先進国に比べて面白いことがある。何が面白いかはそれぞれ個人で違うと思うがここで取り上げるのは首相になる人。7月にブレアからブラウンへの首相交代があるが、この2人にも共通点がある。トニーブレアは在任中に子供が生まれた。これは4人目の子。ブラウンも在任中に子供が生まれた。首相としていわゆるよちよち歩きのToddlerがいるというのはほかの先進国のトップにはない。だからと思うが教育には2人とも強い関心を持ち、子供の世話をしなければならない片親、両親に対する政策に関しても革新的な政策を実施に移してきた。一方、トーリー(保守党)の党首(首相となりえる最も近い野党の党首)も小さな子供が3人いる。うち1人は身体障害者。彼の政策もGrowing familyを抱える英国の中心的な労働者にとって助けとなるものを提唱している。当然、野党として現状の政策を批判することはあるとしても最終的な目標は類似している。すべては自分たち自身が日常の実体験を元に自分たちにあった政策を提唱することが国民にとってもプラスであるという点には変わりない。日本のすでに人生終わってしまったような老輩政治家が政策をたてるのとは大きな違いがある。彼らの実体験は遥か昔、今の若者、中心的な労働者たちが何を言ってもそれが伝わりにくい。

もう1つトニーブレアのこと。彼は首相を辞してから改宗するらしい。英国はプロテスタントが主流。彼もプロテスタント。ところが今度はカトリックに改宗するということ。首相であるうちは改宗したかったができなかったらしい。これには北アイルランド問題などが絡んで自分自身が難しい立場にあったからであろう。歴史的なマイルストーンとして今年この北アイルランド問題が決着した。この北アイルランドの問題は知ってのようにイギリスにとってはテロとして影響してきた。私も1991年からロンドンに住んでいるが何度となくテロの現場を目撃し、自分も危うく逃れるような状況に接してきた。世界の紛争が宗教性を増す中、ここ最近多くの若者も宗教心を取り戻しているらしい。大体、世界が不安定になるとその傾向が増す。これは不思議ではない。昔から宗教というのは人間の不安心理を助けるために発展してきたし、逆にそれがなければ宗教ということ自体生まれていないだろう。面白いのは一国の首相が改宗するという点。ほかの先進国トップが改宗するだろうか?まず考えられない。だからこそユニーク。そのユニークさで過去10年以上イギリスのトップとして国を引っ張ってきたのがトニーブレア。彼の指導の元ここ10年イギリスは大きく様変わりした。

1 件のコメント:

kazuboy さんのコメント...

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